「klez」というコンピュータウイルスをご存知でしょうか？
Klez（クレズ）は、世界中で大流行したNimda（ニムダ）に類似した活動を行うワーム型のウイルスです。
「klez」とは、2001年に最初に発見されたウイルスの一つで、Windowsシステムを標的にしていたマルウェアです。
このウイルスは、感染したコンピュータ上のファイルを破壊したり、ユーザーの個人情報を収集することで知られています。
以下に、「klez」の特徴をいくつか挙げます。
電子メールを介して拡散: 「klez」は、感染したコンピュータから電子メールを送信することで拡散します。ウイルスに感染したメールは、添付ファイルに感染したファイルを含んでいます。
送信者アドレスの偽装: 「klez」は、感染したコンピュータから電子メールを送信するときに、ランダムに選択された送信者アドレスを偽装します。このため、感染していることに気付かずに、他の人に感染したメールを送信してしまうことがあります。
感染したファイルの破壊: 「klez」は、感染したコンピュータ上のファイルを破壊することがあります。また、ウイルスによって感染したファイルを開くと、ユーザーの個人情報を収集することがあります。
大量のメール送信: 「klez」は、感染したコンピュータから大量のスパムメールを送信することがあります。このため、ウイルスの拡散だけでなく、スパムメールの問題も引き起こします。
「klez」は、2001年に最初に発見されたウイルスの一つであり、当時はかなり広範囲に拡散し、多くの被害をもたらしました。しかし、現在では、多くのアンチウイルスソフトウェアによって検出・駆除されるようになっています。
