「IP電話を使っているけれど、通話中に音声が途切れる」
「大切な商談中に、いきなり通話が切れてしまった」
最近ではIP電話やクラウドPBXなどを業務用電話機として利用する企業が急増していますが、多くの担当者様から寄せられるのが「通話品質の不安定さ」です。
Wi-Fi環境で利用できるIP電話やクラウドPBXは非常に便利ですが、その反面、「アクセスポイントとの間の障害物」や「電波干渉」などによって、通信品質が大きく左右されてしまいます。
この記事では、無線LAN環境でのIP電話やクラウドPBXを「固定電話のクオリティ」に近づけるために、私たちが現場で必ず確認する「3つのチェックポイント」を解説します。
1. 「2.4GHz帯」と「5GHz帯」を使い分ける

Wi-Fi環境で最も多いトラブルの原因に、周波数帯の選択ミスがあります。
Wi-Fiには主に「2.4GHz帯」と「5GHz帯」という2つの周波数帯が存在し、それぞれ特徴があります。
【2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/nなど)】
メリット:障害物に強く、電波が遠くまで届く
デメリット:Bluetooth機器や他のオフィスのWi-Fiなど、電波干渉を受けやすく、通信速度が低下しやすい
【5GHz帯(IEEE 802.11a/n/ac/axなど)】
メリット: 電波干渉を受けにくく、2.4GHzと比べて高速通信が可能
デメリット:障害物に弱く、電波が遠くまで届きにくい。状況によって通信が不安定になることがある
たとえば、障害物が多い場所では2.4GHz、電子レンジやBluetooth機器など、電化製品が近い場所では5GHzを使用することをおすすめします。社内の利用環境や場所に応じて、2つの周波数帯を使い分けましょう。
2.電波が良い場所で通話する
オフィス内で移動している時、途中で通話が途切れることはありませんか?
原始的ですが、こういったケースでは電波が良い場所で立ち止まることで、クリアーな音声で通話することができます。
というのも、Wi-Fiの電波は、木材やコンクリート、断熱材、金属など、物理的な障害物により弱くなってしまうことがあるためです。
「通話がしにくい」と感じた場合は、Wi-Fiのアクセスポイントから見通しの良い場所で立ち止まって、通話してみましょう。
3.アクセスポイントの「位置」と「干渉」を確認する
一つのWi-Fiに複数の端末が接続されている場合も、通信が混雑して繋がりにくくなることがあります。
家庭用のルーターに比べて、法人用のWi-Fiは1台で数十台以上の同時接続が可能ですが、オフィスでは多くの社員が使用するため、最大接続数を超えてしまうケースがあります。この状態で使用すると、通信スピードが落ちたり、通話が途切れる原因になります。
特にIP電話はWi-Fiの影響を受けやすく、一定の通信品質を保つためには、より安定した通信環境が求められます。
4.主装置(PBX)に問題がないかチェック -IP電話の場合-
IP電話を利用する場合、「IP-PBX」という主装置(PBX)を通して電話環境を構築しています。
この装置に、何らかのトラブルが起こっている場合は、通話ができなくなってしまいます。
VoIPアダプターを使用している場合、アダプターの不具合によりIP電話が使用できなくなるケースもあります。
通話に不具合を感じた場合は、IP-PBXの再起動を試してみましょう。
5.ケーブルに問題がないかチェック -IP電話の場合-
各種ケーブルに問題が生じているために、通話ができなくなっている可能性もあります。
見落とされがちなのが、Wi-Fiルーターやモデムのケーブルが、コンセントから抜け落ちているというケースです。
ケーブルがコンセントから抜けていないか、配線が絡んでいたり断線していないか、チェックしてみましょう。
また、デバイスと同様に、機器を再起動することで通信が改善されることがあります。
6. アクセスポイントの「位置」と「干渉」を確認する
物理的な配置も、Wi-Fiの電波の品質を大きく左右します。
パーテーションの裏、金属製のキャビネットの近く、あるいは電子レンジの真横などは、電波を遮断・干渉させます。
死角を確認し、通話が途切れるエリアの電波強度を専用ツール(Wi-Fiアナライザー等)で測定すると良いでしょう。
また、1台のアクセスポイントに接続できる端末数には限界があります。多くの端末が1点に集中していませんか?
接続台数を適正化することで、通信状況が改善されることがあります。
まとめ

IP電話やクラウドPBXなど、Wi-Fiを利用した通信は「環境の設計」が重要なポイントです。
スマホなどを利用したビジネスフォンは、現代の進化した働き方にフィットする快適なツールですが、設定が複雑であったり、不具合があると自社で解決するのが難しいケースが少なくありません。
「設定をいじってみたが、やはり改善しない」
「IP電話の快適な環境を、プロの設計で作ってほしい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に私たち「オフィス電話本舗」にご相談ください。
通信インフラのプロとして、オフィスの電波状況を詳細に診断し、通話が途切れないための最適なネットワーク環境を構築するお手伝いをいたします!




















