電話回線は、一般家庭の固定電話だけでなく、法人の代表電話や店舗の予約受付、FAX、複数拠点の内線化などビジネスに欠かせない通信インフラの一つです。
しかし、電話回線について調べると複数の回線の種類があり、
「どれを選べばよいか分からない」
「回線を切り替えた場合、今の番号をそのまま使えるのか不安」
など疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、法人・オフィス向けに電話回線の基本と主な種類、選び方や注意点を分かりやすく解説します。
1.電話回線とは
電話回線とは、電話機同士をつないで音声通話を行うための伝送路のことです。
かつては電話交換機を経由する方式が主流でしたが、現在は光ファイバーを使ったIP網が中心となっています。
糸電話の糸の部分をイメージすると分かりやすいかもしれません。
電話回線には、大きく分けて「アナログ回線」、「ISDN回線」、「光回線」、「IP電話回線」の4種類があります。
1−1.アナログ回線
アナログ回線とISDN回線は、どちらもメタル回線(銅線)を使った電話サービスで、音声の変換方式が異なります。
アナログ回線は、音声を銅線に乗せて相手方に伝達する電話回線です。
受話器に発した音声は電話機でアナログ信号に変換され、銅線を通して相手方の電話機まで伝送されることで、音声通話が可能となります。
音声を電流の強弱として電気信号に変換する信号の方式。
アナログ回線は従来から使われている電話回線ですが、1回線あたり基本的に1通話のため、複数人で同時に電話の対応を行う法人には向かない場合があります。
1−2.ISDN回線
ISDNとは「Integrated Services Digital Network」の略で、日本語では「サービス総合ディジタル網」と呼ばれます。
ISDN回線は、アナログ回線と同様に銅線を使用している電話回線ですが、音声の変換方式が異なります。
受話器に発した音声はデジタル信号に変換され、銅線を通して音声通話を行います。
【音声の変換方式】
| アナログ回線 | アナログ信号 |
| ISDN回線 | デジタル信号 |
音声を「0」と「1」のデータに変換(デジタル化)する信号の方式。
デジタル化によって、1つの電話番号で2つの回線の使用が可能となりました。
ただし、銅線を使用している電話回線については、利用者数の減少や設備保全費用や老朽化設備の増加により、各通信事業者からサービスの終了や新規受付終了が公表されています。
代わりに、後述する光回線やIP電話回線への切り替えが必要となりますので注意しましょう。
1−3.光回線
ガラスや樹脂を原料とした「光ファイバーケーブル」を経由して音声通話を利用するのが、光回線です。
光回線を使った電話サービスは「ひかり電話」(NTTのサービス名)などと呼ばれます。
光回線は電話だけでなく、インターネット通信にも対応しています。
法人では、オフィスのインターネット回線と併せて導入されるケースが多く、通話料金を抑えやすい点がメリットです。
1−4.IP回線
IP回線は、「Internet Protocol」という通信のルールを使ってデータのやり取りを行う回線です。
普段、私たちがインターネットを利用する際にも、IP回線を使って通信が行われています。
光回線が電話専用の光ファイバーケーブルを使うのに対し、IP回線は既存のインターネット回線を使って音声通話を行う(「IP電話」と呼ばれる)点が異なります。
IP電話では、「050」から始まる電話番号がほとんど。(その番号のエリア内に事業所や登記住所が存在していれば、「03」や「06」などの市外局番を使用できるサービスもあります)
しかし、「050」から始まる電話番号から着信があってドキッとした経験はありませんか?
「050」番号は、市外局番付きの電話番号と比べて警戒心を持たれる場合もあるため、法人で利用する際には注意しましょう。
【電話回線4種類の比較表】
| 種類 | 使用する回線 | 特徴 | 法人利用でのポイント |
|---|---|---|---|
| アナログ回線 | メタル回線(銅線) | 音声をアナログ信号で伝送 | サービス終了・新規受付終了に注意 |
| ISDN回線 | メタル回線(銅線) | 音声をデジタル信号で伝送 | |
| 光回線 | 光ファイバー | 「ひかり電話」等の名称で提供 | ネット回線とあわせて導入しやすい |
| IP回線 | インターネット回線 | IP通信を使用 | 番号や品質に注意 |
2.法人用電話回線VS家庭用電話回線
法人用電話回線と家庭用電話回線の大きな違いは、1つの回線に複数の電話機を設置できるか否かです。
また、法人用電話回線では、複数の電話回線で1つの代表番号を共有する「代表組」や、1回線で複数の電話番号を持てる「ダイヤルイン」といった機能を使うことができます。
一方、家庭用電話回線では、基本的に1回線で1つの電話番号しか利用できません。
3.法人が電話回線を選ぶ時のポイント
家庭で使用する電話では、1台の電話機で通話できれば十分かもしれませんが、法人の場合は事情が異なります。
代表番号に複数人で対応したり、部署ごとに内線を分けたり、外出中の社員へ転送したりする必要があります。
電話回線の選び方を間違えると、電話がつながりにくい、余計なコストが発生するといった問題につながりかねません。
そのため、法人の電話回線は「電話が使えればよい」というだけでなく、次のような点まで考えて選ぶことが重要です。
① 同時に何本の通話が必要か
② 代表番号を継続利用できるか
③ FAXなどの使用状況はどうなっているのか
それぞれ順番に確認していきましょう。
3−1.必要な同時通話数を確認する
まず確認したいのが、同時に何本の電話を使うかです。
たとえば、営業や受付、カスタマーサポート、店舗予約など、電話対応が多い業種では必要な回線数の確保が重要です。
また、番号を複数持つことによって、代表番号やFAX専用番号・営業部直通番号など用途の使い分けが可能となります。
しかし、回線数や番号を増やせば、その分電話料金は高くなります。
そのため将来的な観点も視野に入れ、必要な回線数を見極めて判断するようにしましょう。
3−2.電話番号を継続できるか確認する
すでに会社の代表番号などを使用している場合は、電話回線を変更しても同じ番号を使い続けられるか確認が必要です。
会社の電話番号は、名刺やホームページ、チラシ、看板、取引先情報などに掲載されており、番号が変わると、周知や修正に大きな手間がかかってしまいます。
3−3.FAXや周辺機器の利用状況を確認する
オフィスでは、電話回線をFAXやセキュリティ端末に使用している場合があります。
特に、長年同じ電話回線を使っている会社では、どの機器がどの回線につながっているのか把握できていないケースも少なくありません。
安易に電話回線を変更してしまうと、これらの機器が正常に使えなくなる可能性もありますので、現地で配線や機器の接続状況を専門業者と共に確認しましょう。
4.電話回線のご相談はオフィス電話本舗まで!
電話回線は、会社の規模や業務内容によって適した種類が異なります。
必要な同時通話数、電話番号の数、FAX等の利用状況などを踏まえて選ぶことが大切です。
しかし、電話回線に詳しくない場合、
「どの回線を選べばよいのか」
「今の電話番号をそのまま使えるのか」
「電話機は何台必要なのか」
「工事はどこまで必要なのか」
と迷ってしまいますよね。
電話回線の新設・移転・増設は、事前の確認不足によって、「電話がつながらない」といったさまざまなトラブルにつながることもあります。
オフィス電話本舗では、新しくオフィスを開設する場合はもちろん、
「移転に伴って電話環境を見直したい」
「社員増員に合わせて電話機や回線を増やしたい」
「現在の電話設備に不便を感じている」
などのご相談に対応しています。
現地での事前下見やレイアウト・運用のアドバイス、見積りも無料で行っているため、電話回線の選び方に不安がある方でも相談しやすいのが特徴です。
電話回線でお困りの方は、ぜひ、オフィス電話本舗へお気軽にご相談ください。
「電話回線・電話工事のご相談はこちら
https://www.officedenwa-h.com/campaign1/
5.まとめ
電話回線は、電話機と電話交換機をつなぎ、音声通信を行うための回線です。
一般家庭の固定電話だけでなく、法人の代表電話や店舗の予約受付など、ビジネスにおいても欠かせない通信インフラです。
電話回線には、主にアナログ回線、ISDN回線、光回線、IP回線の4種類があります。
それぞれ仕組みや特徴が異なるため、料金だけでなく、事前に現在の利用状況を確認して自社に合った回線を選びましょう。
電話回線やビジネスフォンの導入でお悩みの方は、専門業者に相談しながら進めるのがおすすめです。
ぜひ、オフィス電話本舗へお気軽にご相談ください!
電話回線の選定からビジネスフォン工事、オフィスの新設・移転・増設まで、状況に合わせた電話環境づくりをサポートします。























